2025.2.25
「また人と比べて落ち込んでしまった…」
こんなふうに、自分でもやめたいと思っているのに、つい他人と自分を比較してしまう比較癖。
他人の成功や幸せそうな姿を見て、嫉妬したり、自己否定してしまったり。
そんな気持ちになりたくないのに、気づけばまた比べてしまい、心が辛くなってしまう。。
でも安心してください。
人と比べること自体は決して悪いことではなく、むしろ自然な心の動きです。
今回は、「比較癖を治したい」「比べて落ち込む癖を直したい」と思っている方のために、人と比較癖をやめる方法:具体的な4ステップをお伝えします。
ぜひ、ゆっくり読み進めて実践してみてくださいね。
人と比べてしまう理由を理解すると、無理に「比べないようにしよう」とするストレスが減ります。
実は、人と比べるのは私たちの脳が持つ自然な働きなのです。
心理学者レオン・フェスティンガーが提唱した「社会的比較理論」によると、人は自分の能力や価値を確認するために、無意識に他人と自分を比較する傾向があるとのことです。
これは、原始時代から生き残るために必要だった本能の名残とも言えます。
他人と自分の違いを確認し、集団の中での自分の役割や安全を確かめることで、安心感を得ていたのです。
しかし、現代ではSNSやメディアを通じて、他人のキラキラした部分ばかり目に入るため、必要以上に比べてしまい、自己肯定感が揺らいでしまうのです。
人と比べてしまう心理の正体とは?!比較をやめられない理由がある
他人と比べると、さまざまな感情が生まれます。
嫉妬:「あの人はすごいのに、私は何もできていない…」
劣等感:「自分なんて価値がないんじゃないか」
焦り:「もっと頑張らなきゃ置いていかれる!」
こうした感情が強くなると、心が疲れてしまいますよね。
でも実は、これらの感情も「自分を成長させたい」という前向きな欲求の裏返しです。
例えば、誰かに嫉妬するとき、それは「自分ももっと輝きたい」と思っている証拠です。
この気持ちをうまく活用すると、他人と比べることが成長のエネルギーに変わります。
では、どうすれば比べることを成長のエネルギーに変えて比較癖を治すのか?次から具体的なステップをご紹介します。
比較癖をなおしたいと思うとき、「もう比べるのをやめよう!」と決意しても、完全にやめるのは難しいものです。
でも、比べる対象を過去の自分にシフトすると、心がふっと軽くなりますよ。
人と比べる癖を手放すために最も効果的なのは、「他人ではなく、過去の自分と比べる」ことです。
たとえば、1年前の自分と今の自分を比べてみましょう。
何か小さなことでも成長していることがあるはずです。
「前よりも早く仕事を終えられるようになった」 「去年よりも少し自分を大切にできている」
小さな成長に目を向けることができたら、比較癖は自己肯定感を育むための味方になってくれます。
こうして自分自身の成長に意識を向けることで、他人と比べる必要がなくなり、自己肯定感が自然と育まれます。
他人と比べてしまう人の多くは、評価の基準が「他人からどう見られるか」に偏っています。
でも本当に大切なのは、「自分がどう在りたいか」です。
まずは、あなたが大切にしたい価値観を見つけてみましょう。
例えば、「毎日笑顔でいられること」「好きなことに挑戦する勇気があること」など、自分なりの幸せの基準を明確にすると、他人の成功に振り回されにくくなります。
他人と比べて落ち込むことを繰り返す比較癖の根底には、幼少期の経験やインナーチャイルドが関わっていることがあります。
幼少期に「ありのままの自分では愛されない」と感じた経験があると、大人になってからも無意識に「他人と比べて優れていなければ価値がない」「愛されるには頑張らなきゃいけない」と思い込んでしまうことがあります。
そんな思い込みが心の奥にあると、他人と比べることで「自分の価値」を確かめようとするのです。
他人と比べ続けることが習慣になり、自己否定や無価値感に苦しむことになります。
ですが、あなたには、その傷を癒す力があります。
過去の出来事に縛られず、今の自分を大切にすることが、インナーチャイルドの癒しにつながります。
この傷ついたインナーチャイルドに優しく寄り添い、「もう頑張らなくても大丈夫だよ」「今のままでも十分愛されているよ」と声をかけてあげましょう。
自分に優しく寄り添いながら、少しずつ心を癒していきましょう。
インナーチャイルドが癒されると、他人と比べる必要がなくなり、心がとても軽くなります。
自分でできるインナーチャイルドの癒し方:簡単5ステップと注意点
嫉妬や劣等感を感じたときこそ、思い切って相手の成功を祝福してみましょう。
他人と比較してしまうとき、嫉妬や劣等感に苦しむことがありますよね。
でも、嫉妬心は実は「自分もそうなりたい」という願望の裏返し。
嫉妬や落ち込みを無理に抑え込むのではなく、「すごい!この人の成功は、自分にも可能性があるってことだ」こんなふうに捉えられると、他人の成功があなたのモチベーションに変わります。
人の成功を心から祝福できると、自然とポジティブなエネルギーが巡ってきて、あなた自身の人生にも良い変化が生まれます。
人と比べることは決して悪いことではありません。
でも、必要以上に比べてしまう比較癖は心が疲れてしまいます。
だからこそ、無理に比べるのをやめようとするのではなく、「比べてしまうのは自然なこと」と受け入れたうえで、少しずつ自分に優しくなっていきましょう。
今回ご紹介したステップを実践すれば、他人と比べることなく、あなたらしく成長していけるはずです。
大丈夫、あなたはそのままで価値があり、愛される存在です。
一歩ずつ、無理なく進んでいきましょうね。
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