
長年の人間関係の悩み、子育て、2026.2.6
大人になっても母親の顔色を伺ってしまうのは、あなただけではありません。
社会的には自立していても、心だけが母親の影響から離れられない人は多いのです。
仕事はきちんとこなしている。
社会的にも自立している。
それなのに――
大人になっても母親の顔色を伺ってしまう。
好きな服を着たいのに「母にどう思われるか」が気になる。
親の期待が頭から離れない。
恋愛でも、いつの間にか相手中心になってしまう。
もしあなたが今、「大人になっても母親の顔色を伺ってしまう」と感じているなら、それは意志が弱いからではありません。
この記事では、39歳女性が長年続いた「母親の顔色を伺う人生」から抜け出し、大人になっても母親の顔色を伺う苦しさから解放された実例をもとにプロセスをお伝えします。
母親の顔色を伺う癖は、幼少期の体験から自然に身についたものです。
大人になっても母親の顔色を伺ってしまうのは、あなたの意志が弱いからではありません。
それは、子ども時代に身につけた「心の生存戦略」が、無意識の中で働き続けているからです。
大人になっても母親の顔色を伺ってしまうのは、無意識の中に残った生存戦略が働いているからです。
子どもにとって母親は「安全を守る存在」です。
そのため、母の機嫌や表情に敏感になることは、当時の自分を守るために必要な反応でした。
母の機嫌がいい=安全
母親の機嫌が悪いと怖かった、不安だった記憶が、「機嫌を損ねてはいけない」という行動パターンを作ります。
逆らわない=愛される
自分の意見を言うと否定された経験から、「従えば愛してもらえる」と学習してしまいます。
自分より相手を優先する=関係が壊れない
自分の欲求を後回しにすることで、大切な関係を守ろうとする防衛反応です。
こうした感覚は、言葉になる前の記憶として無意識に刻まれます。
そして、このパターンが大人になっても残ると、常に相手の反応を優先し、自分の本音を後回しにする生き方になってしまいます。
子どもにとって、親は生存に不可欠な存在です。
だからこそ、親との関係を守るために「顔色を伺う」ことは、ある意味で合理的な生存戦略だったのです。
問題は、大人になってもその戦略を使い続けてしまうことにあります。
親の顔色を伺ってしまう心理については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
⇒大人になっても親の顔色を伺って疲れる原因と根本解決策
大人になってからも、「母親」という存在に限らず、上司、恋人、周囲の評価に対して同じ反応が繰り返されます。
なぜなら、脳は「権威ある人」「大切な人」を、無意識に「母親」と重ね合わせてしまうからです。
これが、仕事でも恋愛でも「相手中心」になってしまう理由です。
母親との関係パターンがそのまま人生に現れてくるのです。

長い間、母親の顔色を伺い抑圧された人生を続けていたAさんは、ある気づきから変わり始めました。
東京都在住のAさん(39歳・秘書)の体験談をお伝えします。
Aさんがセラピーを受ける前に抱えていた悩みは、以下の4つでした。
・母親との確執(抑圧されているような感覚)
「母といると息が詰まる。でも、なぜそう感じるのか分からない」
・家業の跡取り問題が気になり、自分の夢に集中できない
「親の期待を裏切っている気がして、自分のやりたいことに罪悪感がある」
・お金を自由に使うことへの罪悪感
「自分のために使うと罪悪感もあるが、反面、浪費する自分もいる」
・恋愛で「彼マター」で考えてしまう自分が嫌い
「いつも相手の気持ちを優先して、自分の本音が分からなくなる」
一見バラバラに見えるこれらの悩みは、実はすべて同じところにつながっていました。
セラピーのセッション初回で、Aさんに大きな転機が訪れました。
【Aさんの体験談】
「セッション初回で”そこーーー!?!”ってのけぞりました(笑)
あんなに深刻に悩んでいたのに、心がずっと求めていたのは”自由”だったんです。
気づいた瞬間、思わず笑っちゃいました!」
複雑に絡み合っていると思っていた悩みの根っこは、実はとてもシンプルでした。
Aさんの心が求めていたのは、自由に生きる許可だったのです。
実は無意識の深いところでは、自由に生きる許可をしていなかったのです。
さらに、Aさんにはもうひとつ重要な気づきがありました。
【Aさんの体験談】
「”自由”という言葉が、スッとお腹に落ちたんです。
母をひとりの人として見られるようになって、自分軸ができた。
そしたら、お金も『自分らしく使いたい』と思えました。
覚悟と勇気を手に入れた感じです。」
「母をひとりの人として見られるようになって、自分軸ができた。」
ここが一番重要な気づきです。
やっと、子どもの自分から、大人の自分に成長できたのです。
精神的な自立を果たした瞬間でした。

精神的自立を果たしたAさんには、その後、具体的な変化が次々と起こりました。
セッション後に起きた5つの変化とは。
・母からの電話が減り、詮索されなくなった
Aさんが変わると、不思議と母親の態度も変わりました。
・無理なことに「No」と言えるようになった
罪悪感なく、自分の境界線を守れるようになりました。
・恋愛を重たく感じなくなった
相手に依存せず、自分の気持ちを大切にできるようになりました。
・行動や決断のスピードが上がった
「母はどう思うか」ではなく「私はどうしたいか」で決められるようになりました。
・罪悪感なくお金を使えるようになった
自分への投資を、心から楽しめるようになりました。
たくさん変化がありました。
これらの変化は、母親を変えようとした結果ではありません。
Aさん自身の内側が変わった結果、自然に起きた変化なのです。
大人になっても母親の顔色を伺う癖が消えたのは、母親を変えたからではありません。
母親に「理解してほしい」「変わってほしい」と期待している限り、苦しみは続きます。
Aさんが変われたのは、母親は「完璧な存在」「絶対的な権威」という幻想から目覚めて、「一人の不完全な人間」と思えるようになったからです。
そして、自分自身を「親の子ども」という役割から解放し、「一人の独立した大人」として生きることを許せたからなのです。
それによって、人生のハンドルが自分の手に戻ってきたのです。
「’私’はどうしたい?」という感覚が戻り、「’私’がしたいこと」にもすぐ気づけるようになりました。
母の期待に応えなくても、生きてゆける、愛してもらえる、ということに心底気づくことがでました。

A: なりません。むしろ逆です。
母親に「完璧であるべき」と期待することの方が、母親を苦しめます。
母親を一人の不完全な人間として受け入れることは、本当の意味で母親を尊重することなのです。
A: ナチュラルチェンジセラピーの場合は人によって、受けるペースによって異なりますが、3か月~6か月が一般的です。
Aさんの場合は、大きな気づきがあり、その後数ヶ月で具体的な変化が現れました。
焦らず、小さな一歩を積み重ねることが大切です。
A: 悪化したように感じるフェーズもありますが、最後には関係性は整いますよ。
母親になにかしなくても、あなたが変わるだけで、母親との関係が改善するケースが多いです。
Aさんも「母からの電話が減り、詮索されなくなった」と話しています。
あなたが自分軸を持つと、母親も無意識にそれを感じ取り、接し方が変わるのです。
また、自分を優先し大切に生きると周りの人たちがあなたを優先し大切にしてくれるようになりますよ。
A: 罪悪感がブレーキをかけるのは自然な反応です。
スタート時はみなさんとっても大きな罪悪感を感じています。
罪悪感を感じながらも一歩を踏み出すことはできますし、変化の途中で罪悪感はどんどん薄くなってゆきますよ。
A: 母親との関係が変わると、他の家族関係も連鎖的に変化することが多いです。
なぜなら、「顔色を伺う」パターンは母親だけでなく、権威ある人全般に使っているからです。
家族、パートナー、友人、職場の人間関係すべての人間関係が整いますよ。
大人になっても母親の顔色を伺ってしまう状態は、意志の問題ではなく心のパターンです。
そのパターンに気づき、自分の感情を取り戻していくことで、大人になっても母親の顔色を伺う苦しさから自然に解放されていきます。
無理に変わろうとしなくても、気づきが変化を生みます。
Aさんはこうおっしゃっています。
「覚悟と勇気を手に入れた感じです。」
あなたが今、何歳であっても、自由を手に入れることができます。
残りの人生を、自分のために生きましょう。
それは、わがままなことではありません。
あなたが自分の人生を生きることが、周りの人たちにとっても、最高の贈り物になるのです。
母親の期待に応えたり、常に母親の顔色を伺う人生は、必ず変わります。
この記事が、あなたの一歩のきっかけになれば幸いです。
※この記事は、実際にご相談を受けたクライアントさんの体験をもとに構成しています。
当時の率直なお気持ちが伝わるご感想は、こちらでご紹介しています。
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活動20年、15,000回以上のセッション実績をもとに、アダルトチルドレンの生きづらさや人間関係の悩みを抱える全国のクライアント様をサポートしています。
心理学・量子力学・深層心理アプローチを融合した、独自の「ナチュラルチェンジセラピー」を確立し、無理に変えようとせず、本来の自分へ自然に戻っていく変化を大切にしています。
私自身、かつてはうつやパニック障害、原因不明の体調不良に悩み、心も体も限界を迎え、人生に絶望していた時期がありました。
あらゆる方法を試しても出口が見えなかった中で、心理セラピーを通して自分を認め、本来の自分とつながったとき、長年の苦しみは霧が晴れるように消えていきました。
暗闇の先には、必ず光が待っています。あなたが自分らしく心から笑える人生を、私と一緒に一歩踏み出しませんか。
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