2025.10.17
「もっと頑張らなきゃ」
「ちゃんとしなきゃ」
「みんなみたいにできない自分がイヤ」
気づけばいつも、そんなふうに自分を責めていませんか?
私たちは誰でも、“こうあるべき”という理想の自分を追いかけながら生きています。
でも、本当の幸せは「完璧になること」ではなく、「ありのままの自分を受け入れること」から始まるのかもしれません。
今日は、心理学の視点から“ありのままの自分で生きる”ってどういうことなのか?
そして、それがどうして心を軽くしてくれるのかをお話しします。
この言葉は、単なる自己表現を超えて、深い自己理解と受容の姿勢を表しています。
以下に、その本質をいくつかの視点から紐解いてみます。
・「ありのまま」とは、自分の感情・価値観・弱さ・強さを含めて、否定せずに受け入れること。
・他人の期待や社会的な仮面を外し、「自分自身の真ん中」に立って生きる姿勢。
・自分の内面にある「見せたくない部分」も含めて、「これが私」と認めること。
自己受容
自分の長所も短所も、感情も過去も、否定せずに受け入れること。
自己一致
自分の内面(感情・価値観)と外面(言動)が一致している状態。
カール・ロジャーズの「自己一致」の概念に近いです。
防衛を手放す
他人にどう見られるかを気にして仮面をかぶるのではなく、素の自分で人と関わる勇気。
他人の期待に合わせすぎない
誰かの「こうあるべき」に縛られず、自分の「こうありたい」を大切にする。
感情を抑え込まない
怒りや悲しみも「感じていいもの」として扱う。
完璧を目指さない
弱さや未完成さも「自分らしさ」として受け入れる。
・「思ったことをすぐ口に出す=ありのまま」ではない。
・相手の気持ちを考えずに振る舞うことは、むしろ「自分らしさ」を損なうこともある。
・「ありのまま」は無意識の自然体であり、意識的に演じるものではないという意見もあります。
私たちがよく耳にする「ありのままの自分で生きる」という言葉。
心理学やスピリチュアルの世界でもよく語られていますが、その本当の意味はとてもシンプルなんです。
それは、「今この瞬間の自分を、自分の感情・価値観・弱さ・強さを含めて、否定せずに受け入れること」です。
いい自分も、悪い自分も。
強い自分も、弱い自分も。
うまくいく日も、ちょっと落ち込む日も。
全部まるごと「これが私」と受け入れること。
多くの人が、「こうあるべき」「こう見られたい」と頑張りながら生きています。
でもその裏で、本当の気持ちや欲求を押し込めてしまっていることも多いのです。
“ありのままの自分”とは、「どんな自分でも大丈夫」と、心の奥から感じられる状態のこと。
心理学ではこれを「自己受容(self-acceptance)」と呼びます。
自己受容は、「欠点を直すこと」ではなく、「欠点があっても、自分にはちゃんと価値がある」と認めること。
完璧な自分になることを目指すのではなく、不完全なままでもOKだと思える自分になること。
カウンセリングの世界では、抑え込んでいた“嫌いな自分”や“弱い自分”ともう一度つながることを「統合された自己」と言います。
それができたとき、人はようやく「本当の自分」として生きられるようになります。
そして、ありのままの自分を受け入れられるようになると、こんな変化が起こってきます。
・心が穏やかになって「変わらなきゃ」というプレッシャーが減る。
・心は自然と穏やかさと自己信頼を取り戻してゆく。
・感情の波が穏やかになって、少しずつ安心と優しさに満たされていきます。
・無理せず自然体で人と関われるようになる。
・外の評価より、自分の気持ちを大事にできるようになる。
・「今の自分で十分」と思えて、幸せを感じやすくなる。
今の自分をそのまま認めることが、本当の変化のはじまりです。
ありのままの自分を受け入れるということは、「こうあるべき」から自由になって、「これが私だな」と自己一致している状態。
それは、
“自分を直す”ことではなく、“自分と仲直りする”こと。
どんな自分も、ちゃんとあなたの一部です。
“ありのままの自分”を受け入れることは、勇気のいることかもしれませんね。
無理して大きく変わろうとすることはお勧めしません。
あなたがあなたらしく生きられるように、まずは小さな一歩から始めてみませんか。
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