2024.12.16
インナーチャイルドが癒されたかどうか?は、日常の中での自分の感情や反応、考え方の変化に気づくことでわかります。
癒しのプロセスは少しずつ進むものなので、「完全に癒された」という瞬間よりも、少し楽になったり、心が軽くなる小さな変化が積み重なります。
以下は、そのサインのいくつかです。
自己否定の気持ちが薄れ、「これが私なんだ」と、自分をそのまま認められるようになります。(自己受容感)
例えば、完璧じゃなくても「これでいい」と思えたり、自分の弱さや失敗を責める代わりに、学びとして受け入れられるようになります。
これができると、自己肯定感が自然と高まります。
幼少期の傷ついた記憶を思い出しても、それに囚われたり、感情的になることが少なくなります。
例えば、親や過去の出来事に対して「もう仕方ないよね」と受け流せたり、過去に苦しんでいた自分を思い出しても、「よく頑張ってきたね」と優しく思えるようになります。
過去が「今」のあなたに影響を与えなくなる感覚が出てきます。
以前は些細なことに怒りや悲しみ、不安を感じていた場面でも、冷静でいられるようになります。
例えば、人に少し否定されても、「そういう意見もあるんだ」と受け流せたり、誰かに気を使いすぎることなく、自然体でいられるようになります。
感情がコントロールできるようになると、自分自身に安心感を持てるようになります。
他人の意見や態度に過剰に反応せず、自分らしくいられるようになります。
例えば、相手に無理に合わせなくても「それでもいい」と思えたり、人と距離をとるべき時も、罪悪感を持たずに距離をとれるようになります。
これにより、健康的な境界線を持ちながら、自然な人間関係が築けるようになります。
「本当は何が欲しいのか」「何をしたいのか」がはっきりと分かるようになります。
例えば、自分の気持ちを言葉にできるようになったり、したいことを素直に選べるし、嫌なことは無理にしなくなります。
これができると、生活の中で「自分らしさ」が自然と感じられるようになります。
心が落ち着き、常にある虚無感や罪悪感、追い立てられている感覚や、不安、恐怖が減ってきます。
例えば、静かな時間を心地よく感じられたり、自分に向き合うことを怖いと感じなくなります。
穏やかな内面が、日常の幸福感につながります。
インナーチャイルドと向き合っていく際に気を付けてほしいことがあります。
「まだ悩みが解決していないけど、まだインナーチャイルドが癒されていないのでしょうか?」
これは、よく頂くご質問です。
インナーチャイルドを癒すことで解決する悩みもあれば、解決しない悩みもあります。
インナーチャイルドを癒せば抱えているお悩みがすべて解決するとは限りません。
インナーチャイルドの癒し、インナーチャイルドセラピーは有効ですが、万能ではありません。
万能ではないけれど、長年の悩みを解決するとき、インナーチャイルドを癒すことは悩みを根本解決するプロセスにおいてとても重要になってきます。
悩みを解決する方法はたくさんありますので、インナーチャイルドを癒すことだけで解決しようとしないこと、自分に合ったアプローチ方法と併用することが大事です。
インナーチャイルドが癒されたかどうかは、日々の小さな気づきや変化で感じることが多いです。
「自分を大事にしているな」と感じられるようになった時、それが癒しのサインであることは間違いないのです。
インナーチャイルドの癒しは悩みを解決するプロセス、解決方法のひとつと捉えましょう。
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