2025.1.4
母親と話すとすぐ喧嘩になってしまう・・喧嘩を繰り返すのは、本当に疲れますね。。
この記事では、親子喧嘩が絶えず疲れた人におすすめ対処法をご紹介します。
年齢問わず、親側でも子ども側でも当てはまります。
この対処法は根本解決する力があります。関係が劇的に改善することもあります。
ぜひ試してみてくださいね。
なぜ、こんなに簡単に母親と感情がぶつかって親子喧嘩に発展してしまうのでしょうか?
実は、親子関係における喧嘩には、いくつかの共通した理由、原因があるのです。
まずは、どこに問題があるのかを見つけていきましょう。
親子関係は、幼少期から築かれる深い絆に基づいています。
しかし、この絆には「役割の固定化」という側面があります。
親は子どもを守り、導く存在であり、子どもはそれに従うという構図が一般的です。
しかし、子どもが成長するにつれて自立心が芽生え、親の期待や管理に反発するようになります。
一方で、親は子どもを「いつまでも守るべき存在」と捉える傾向があり、それが摩擦の原因となります。
たとえば、母親がアドバイスや指示を与えると、子ども側は「自分の考えを否定されている」と感じることがあります。
一方で母親は、「子どもを心配するがゆえの行動」としてそれを正当化します。
この意識のズレが、喧嘩の引き金になります。
親しい間柄では「傷つけても許される」という無意識の安心感があり、言葉遣いが雑になったり、遠慮がなくなったりする傾向があります。
親との関係は、人生で最も長く続く人間関係の一つです。
そのため、過去に経験した否定的な出来事や未解決の感情が影響を及ぼしている場合があります。
たとえば、子どもの頃に親から厳しい批判や否定的な態度を受けた経験や、自分の感情を十分に受け止めてもらえなかった経験があると、「また否定されるんじゃないか」「また傷つけられるのではないか」という防衛反応が無意識に働きます。
母親と話すたびに、その過去の感情が無意識に引き起こされ、反発心や怒りとなって現れる場合があります。
この結果、親が何気なく言った一言に過剰に反応してしまうことがあります。
同様に、母親側も「もっと良い母親であればよかった」という罪悪感や、「子どもに認められたい」という欲求が強いと、それが過剰な干渉や攻撃的な態度として表れることがあります。
お互いに言いたいことを言い合うのは大切ですが、その「話し方」が合わないと、相手をイライラさせてしまうことがあります。
たとえば、母親が「どうしてこうしないの!」と怒りっぽく話すと、子どもは「なんでそんなに怒るの?」と反発したくなります。
逆に、子どもが「お母さんなんてわかってない!」と強い言葉で言うと、母親は「私が悪いみたいに言わないで」と思ってしまいます。
こうして、お互いに自分の気持ちを伝えたいのに、話がちゃんと伝わらなくなり、ココミュニケーションのズレが喧嘩をエスカレートさせます。
母親と子どもは、相手に対して無意識に高い期待を抱いていることがあります。
母親は「もっと感謝してほしい」「もっと自分の意見を聞いてほしい」と期待し、子どもは「もっと自分を認めてほしい」「放っておいてほしい」と思うかもしれません。
この期待が満たされないと、不満や失望感や苛立ちが生まれ喧嘩を引き起こします。
親と自分の価値観や考え方が大きく異なることに気づく瞬間があります。
育った環境や時代背景が違うため、物事の優先順位や判断基準が異なるのは自然なことです。
しかし、お互いが自分の価値観を絶対的なものとして主張し合うと、対話が衝突に発展しやすくなります。
特に、親が「自分の方が経験がある」「あなたのためを思っている」と強調すると、子どもは「自分の選択を否定された」と感じてしまいます。
本当はあなたは何を伝えたいのか?本当はあなたは何に怒っているのか?
未解決の感情(インナーチャイルド)が原因の場合、それを自覚し、自分自身で整理する作業が必要です。
場合によってはカウンセリングや心理療法を利用するのも有効です。
母親との過去のやり取りを思い出し、「どの場面で傷ついたのか」をノートに書き出します。
自分が母親との会話で特に反応しやすい言葉やパターンを振り返ります。
その過去の出来事の中で「母親に言いたかったこと、わかってほしかったこと」を感じてみましょう。
すると、母親との会話の中で感じる感情が緩和されることがあります。
意識的に対応を変えることにもつながります。
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境界線は人間関係における重要な要素であり、自分自身の空間や感情、時間を守り、他者と健全な関係を築くために欠かせないものです。
境界線が曖昧であると、さまざまな問題が発生します。
たとえば、他者に振り回されやすくなり、自分の意志を持つことが難しく、自己主張ができず、自分を犠牲にすることが多くなります。
他者の感情に過度に影響され、自分の感情や考えを見失ってしまうこともあります。
親子関係でも、適切な「心理的な境界線」を引くことが重要です。
母親との間に境界線を引けると、親の言動に今ほど影響を受けなくなります。
親は親、私は私、という感覚になるので、親からのアドバイスやダメ出しを軽くスルーできたり、意見の食い違いを一緒にしようともしなくなります。
境界線が引けると、コミュニケーションのパターンが変わります。
すると、完全に母親の意見を無視するのではなく、「いつも心配してくれてありがとう」という感謝の言葉を添えられるようになり、母親も納得しやすくなります。
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「期待値を調整する」というのは、母親に対して理想的な態度や完璧な対応を求めないようにすることです。
これは、母親も一人の人間であり、感情や体調、状況によって行動が左右されることを理解することから始まります。
親も子どもも、どうしても無意識には「親は完璧でなければならない」という思いがあります。
現実的には誰もが完璧ではありません。
母親も疲れたり、ストレスを感じたり、時には感情的になることがあります。
このような母親の感情や状態を理解し、その上で期待することが重要です。
例えば、母親が忙しくしている時に、自分が望むような対応が得られないこともあります。
そうした時、母親を批判するのではなく、「今は忙しいんだな」と受け入れることで、感情的な衝突を避けることができます。
また、母親に対する期待を調整することで、誤解や不満が生じにくくなります。
理想の母親像を持つことは自然なことですが、その母親像が現実とかけ離れていると、期待外れや失望を感じることが増えてしまいます。
母親も一人の人間であり、自分と同じように考え方や価値観、感情があり、それを理解することで、喧嘩になりにくくなります。
例えば、母親が自分に対して何かを言ったとき、その意図が必ずしも悪意から来ているわけではないことを認識することが大切です。
言葉の裏にある感情や状況を読み取ることで、無駄な衝突を避けることができるでしょう。
自分が母親に対して完璧を求めるのではなく、互いに不完全な人間であることを認め、許容し合うことが、健全な親子関係の基盤となります。
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