2024.9.4
毎日の生活の中で、親子の絆が深すぎるがゆえに感じる苦しさや息苦しさ、その背後にある罪悪感や混乱から、一刻も早く解放されたいと思って、この記事にたどり着いてくださったと思います。
周りの人や、カウンセラーからも、「家を出たほうがいい」と言われる・・自分も家を出たほうがいいと思っている・・でも、家を出られない。
そんな自分はダメな人間だと自己否定してすごしていますよね。
でも、今日からは、家を出られない自分を責めるのをやめましょう。
共依存親子を根本解決するのに、家を出るかどうかなんて悩む必要ないのです。
家を出ることよりも、共依存親子を根本解決するために、もっとやるべきことがあります。
まずは、なぜあなたは家を出ることができないかを理解してゆきましょう。
共依存親子の場合、自分だけで解決するのは難しいことが多いです。
以下の理由から、外からの助けを借りることがとても大切です。
共依存の関係では、親子ともにその状態を「普通」「当たり前」だと思い込んでしまうことが多いです。
問題の存在や深刻さを認識しづらく、どうしても一人で解決しようとすると難しくなります。
第三者、特に専門家が関わることで、客観的な視点から問題を理解する手助けになります。
共依存関係では、相手からの期待や感情に過度に依存しているため、関係を変えることに対して強い不安や抵抗を感じることが一般的です。
このため、自力で関係を変えることが非常に困難になります。
共依存を解消するためには、自分の感情や行動パターンを深く理解し、境界線を築くためのスキルを学ぶ必要があります。
カウンセリングや心理療法などの専門的なサポートがあると、これらのプロセスを効果的に進められます。
共依存の関係を改善するには、親と子どもの両方が問題に気づき、改善する意志を持つことが重要です。
しかし、一方が変わりたいと思っても、もう一方が変わることを拒む場合、関係の改善は難しくなります。
このような場合も、専門家の介入が有効です。
親と別居することは、境界線を引くための大きな一歩となることがありますが、それだけで問題が完全に解決するとは限りません。
以下に、別居のメリットと限界を説明します。
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⇒境界線とは?人間関係における境界線の意味と重要性
別居することで、親と子どもの間に物理的な距離が生まれます。
これにより、親が子どもの生活に過度に介入することが難しくなり、自立した時間と空間を持つことができます。
別居は、子どもが自分の生活を管理し、独立した個人としてのアイデンティティを築く機会になります。
これにより、親との境界線が自然に形成されやすくなります。
親も子どもに対する過度な依存から解放される可能性があります。
物理的に離れることで、親も自分の時間を持つようになり、子どもに過度に依存しない生活ができるようになることが期待されます。
物理的な距離ができても、心理的な依存や癒着が続く場合、親子の間で過度な連絡や干渉が続くことがあります。
たとえば、頻繁に電話やメッセージで連絡を取り合うことで、別居前と同じような依存関係が続く可能性があります。
別居しても、感情的な課題や未解決の問題が残る場合、関係が根本的には変わらないことがあります。
親が子どもの選択や行動に対して強い感情を抱き続けると、物理的な距離があっても、感情的な境界線は引かれにくいです。
別居しても、親が無理な要求をしてきたり、子どもが罪悪感を感じて親の要求に応じてしまったりすることがあるかもしれません。
これを避けるためには、しっかりと境界線を守るためのスキルや精神的な自立が必要です。
大切なはずの親子関係が、いつの間にか自分自身を見失う原因となってしまうことは、とても辛いことです。
自力で共依存から抜け出すことは難しいですが、不可能ではありません。
家を出なくても、境界線を引けるようになって、精神的な自立を果たせば、共依存は解決できます。
しかし、関係の改善には時間がかかります。
まちがったアプローチをすれば、疲弊したり、傷つけあったり・・
最後には、心底あきらめてしまいますから、アプローチの方法は気を付けなければなりません。
共依存状態なのに家を出ようとがんばっても出られないです。。
共依存状態とは、そういうものだからです。
まずは一緒に暮らしながら、境界線を取り戻し、精神的な自立を目指します。
すると、家を出られるようになるし、親と一緒にいられるようにもなります。
共依存親子は正しいアプローチと正しいステップで解決しますよ。
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