2024.12.13

AC・インナーチャイルド

インナーチャイルドの症状と自覚しにくい人の特徴とは

インナーチャイルドとは、「過去の内なる子ども」です。
「過去の内なる子ども」と言われてもピンときませんよね。
インナーチャイルドの症状をチェックしてみてくださいね。

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インナーチャイルドとは?

インナーチャイルドとは、心理学において、人間の心の中にある「過去の内なる子ども」「心の中に存在する子ども時代の自己」を指す概念です。
この概念は、特に幼少期の経験が、成人期における感情や行動に影響を与えることを理解するために使われます。

インナーチャイルドは、特に幼少期に満たされなかった感情的な欲求や、傷ついた体験を抱えたままの自己を象徴するものです。

幼少期に経験した感情記憶、特にトラウマ未解決の問題は、心の深層に蓄積されます。
これらが成人期において再び表面化する際、「インナーチャイルド」として意識されることがあります。

インナーチャイルドは、子ども時代に満たされなかった欲求や、体験した痛みを持ち続けており、これが今の自分に影響を与えることがあるのです。
この概念は、カウンセリングやセラピーで過去のトラウマを癒すための手段としてもよく用いられます。

インナーチャイルドと向き合い、その声に耳を傾けることで、自分自身をより深く理解し、過去の傷を癒していくことが可能となります。

参考図書
インナーチャイルド 本当のあなたを取り戻す方法/ジョン・ブラッドジョー


インナーチャイルドの症状

インナーチャイルドの症状と特徴

インナーチャイルドの症状が強く出ているときは、インナーチャイルドが大暴れしている時です。
インナーチャイルドが大暴れすると、普段の生活の中で過剰な感情や反応が出ます。

インナーチャイルドの存在を自覚しにくい人も振りかえってみてください。

1. ささいなことで強い感情が湧き上がる

・誰かに少し否定されたり、意見を否定されただけで、怒りや悲しみが爆発するような感覚になる。
・冗談で言われたことなのに、深く傷ついてしまう。
・大事にされていないと感じると、強い孤独感や不安に襲われる。

このような時、インナーチャイルドが「私はもっと愛されたい」「傷つきたくない」と訴えているのかもしれません。

2. 人間関係で不安や執着が強くなる

他人の評価や態度が気になりすぎて、自分らしく振る舞えない。
「嫌われたかもしれない」「見捨てられるかも」と思うと、落ち着かなくなる。
親密な関係で相手に過剰に依存したり、逆に距離を取りすぎてしまう。

これは、子どもの頃に「見捨てられたくない」「もっと注目してほしい」と感じた記憶が関係している場合があります。

3. 自分を責めすぎたり完璧を求める

・少し失敗しただけで「自分はダメだ」と思い込む。
・周りの期待に応えようと頑張りすぎてしまう。
休むことに罪悪感を感じる。

これらは、「もっと頑張らないと愛されない」「自分には価値がない」といった幼少期の思い込みが影響している可能性があります。

4. 特定の状況で動揺しやすい

上司や年長者に注意されると、強い恐怖や拒絶感を抱く。
・家族との会話で無意識に怒りっぽくなる、または感情を閉じ込めてしまう。
・幼少期を思い出させるような状況に直面すると、心がザワザワする。

これは、幼い頃に親や周りの人との関係で感じた「怖い」「傷ついた」という感情がまだ心の中に残っているからかもしれません。

5. 自分の気持ちがわからなくなる

「本当はどうしたいのかわからない」と感じる。
自分の意見を言うのが怖い、または人に合わせてしまう。
・心の奥で「もっと自由になりたい」と思っているのに、行動に移せない。

インナーチャイルドが「もっと自分を大事にしたい。」「自分を素直に表現してほしい」と訴えているのかもしれません。

6. 子育てにおいて過干渉で怒りが噴き出る

・子どもの些細な行動に怒りや悲しみが爆発する
子どもの感情を否定したり、無視したりしてしまう。
・自分が満たされなかった欲求を子どもに投影し、「いい子」でいることを強要する。

インナーチャイルドは「本当はもっと自由に生きたかった・・」「こんなに我慢してきたのに、ずるい」と訴えているのかもしれません。

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インナーチャイルドを自覚しにくい人の特徴

インナーチャイルドは誰にでも存在するものであり、それは「幼い頃の自分」や「その頃の感情や経験」に象徴されるものです。

「インナーチャイルドがいない人」というよりも、「インナーチャイルドを自覚しにくい人」という表現が適切かもしれません。

インナーチャイルドの存在を感じやすいかどうかは人によって違います。

ここは、インナーチャイルドセラピーが向いているかどうかにも関わってきます。
これまでインナーチャイルドセラピーで手ごたえが感じられなかった方もぜひチェックしてみて下さい。

インナーチャイルドがいない人

1. 幼少期が安定していて大きな心の傷がない

子どもの頃に愛情をたっぷり受け、安心できる環境で育った人は、特にインナーチャイルドの癒しが必要と感じないことがあります。
この場合、インナーチャイルドがすでに十分満たされており、特別に癒す必要がないと感じられるのです。

2. 自分の感情に気づきにくい

インナーチャイルドは幼少期の未完了な感情でもあります。

ふだんから自分の感情やニーズを無意識に抑え込んでしまっている人、他人の思いには敏感だけど、自分の思いがわかりづらい人は、無意識領域に存在するインナーチャイルドに気づくことが難しくなります。

まずは、感情を感じられるようになるために、カウンセリングやセラピーを受けてからインナーチャイルドにアプローチするといいでしょう。

3. 過去のトラウマや傷ついた記憶が深く心に刻まれている

過去のトラウマや傷ついた記憶が深く心に刻まれている場合、向き合うこと自体が怖く感じます。

幼少期に傷ついた記憶があっても、それを忘れようとしたり無意識に封じ込めていると、自分の中にインナーチャイルドがいることを認識できないことがあります。

トラウマに関しては丁寧に時間をかけて、無理せずに向き合うことが大事です。
必ず、熟練した専門家のサポートを受けながらインナーチャイルドにアプローチしましょう。

4. 自己肯定感が高く、自分との折り合いがついている

成長過程で自己肯定感が育まれ、自分の感情や過去の出来事と自然に折り合いをつけられている人は、インナーチャイルドに向き合う必要を特に感じないことがあります。
過去と現在が統合されており、心の中で安定している状態です。

5. まだ自分自身に向き合う準備ができていない

インナーチャイルドに向き合うことは、心の奥に触れる作業でもあります。
無意識では、痛みを伴うことを知ってもいます。

準備が整っていないと、「自分にはインナーチャイルドなんていない」と思い込むこともあるし、セラピーなどを受けても「インナーチャイドに会うことができない」ことがあります。

いづれ自然と向き合う時期が来るときが来ますが、何か急がないといけない理由がある場合は専門家のサポートが必要になるでしょう。

6. インナーチャイルドの概念に共感しにくい

「インナーチャイルド」という考え方がしっくりこない場合もあります。
「別に幼少期はつらいことがなかったし。。親もそんなに厳しくなかったのに。。」と感じる人です。

その人にとっては、幼少期の感情や記憶を特別に分けて考える必要がなく、過去の自分も含めて自然に受け入れている可能性があります。
ただ、セラピーなどを受けていくとインナーチャイルドの存在に気づいてゆく人も多いです。

7. 癒しの完璧を目指しすぎる場合

「インナーチャイルドを完全に癒さないと幸せになれない」と思い込むと、逆にプレッシャーになります。
完全、完璧を目指すあまりインナーチャイルドを感じられなくなったり、感じても疑ってしまいます。

癒しは必ずしも「完全」に到達する必要はありません。
過去の自分と和解し、「少し楽になった」と感じられるだけでも十分、というゴール設定のもとインナーチャイルドを感じましょう。

8. 日常生活で問題を感じていない

インナーチャイルドの癒しは、多くの場合、何かしらの困りごとや心の負担を感じた時に始まるものです。
特に問題を感じていない場合、「自分には癒すべきインナーチャイルドはいない」と思うこともあります。

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インナーチャイルドの癒し方

インナーチャイルドが「傷ついて暴れている」時は、自分自身が「もっと自分を大切にしてほしい」と訴えているサインでもあります。
具体的な「自分でできるインナーチャイルドの癒し方」はぜひ下記をお読みください。

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自分でできるインナーチャイルドの癒し方:簡単5ステップとご注意点

まとめ

インナーチャイルドに気づくことは、自分の内面に存在する幼少期の感情や記憶、トラウマに向き合い、受け入れ、これからの人生を自分らしくイキイキと生きるためのはじめの一歩です。

もしインナーチャイルドの存在を感じなくても、それは「問題がない」という意味かもしれません。

また、インナーチャイルド癒したいのに感じることができないなら、今はまだインナーチャイルドを受け入れる前段階、「準備中」なのかもしれません。

出来事や誰かの言葉など何かがきっかけで、幼少期の感情や記憶に触れることでインナーチャイルドの存在に気づくこともあります。

自力で行う場合も、専門家にサポートを受ける場合も、インナーチャイルドの癒しに焦りは禁物です。
少しづつあなたのペースでインナーチャイルドを癒してゆきましょう。

ID検索の場合は@733hobhnです。

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