2025.5.4
「子どもがかわいくない」「甘えてこられるとイライラする」そんな気持ちを抱えて、自己嫌悪や罪悪感でいっぱいになっていませんか?
私のクライエント様の中には、「子どもが生まれたときからかわいいと思ったことがないんです、でも二人目はかわいいと思えるんです…母親失格です。」とずっと自分を責めて悩んできた方が少なくないです。
そして、もう子どもにもその影響が出てきている…でも、どうしたら、その子をかわいいと思えるようになるのか?
この記事では子どもをかわいいと思えない心理背景の“甘えたくても甘えられなかったあなた自身”の心の傷と解決策についてお伝えします。
あなたは冷たい親でも、母性が足りない人でもありません。
ぜひ最後まで読んでみてください。
「子どもがかわいくない」と感じる心理背景には、多くの場合、インナーチャイルドが隠れています。
それは、あなたの中にいる「かつての小さなあなた」、つまり甘えられなかった幼少期の自分です。
たとえば、こんな経験はありませんでしたか?
・親に感情を受け止めてもらえなかった
・泣いたり甘えたりすると「わがまま」と叱られた
・「いい子でいないと愛されない」と感じていた
・親が忙しすぎて話を聞いてもらえなかった
本当は甘えたかった。抱きしめてほしかった。わかってほしかった。
でも、それが叶わずに我慢して大人になった…。
その“未消化の思い”が、あなたの中で今も癒されないまま残っているのです。
わが子が泣きわめいたり、感情的になったりすると、「なんでこんなに怒りが湧くんだろう」「わかってるのに抑えられない」そんな感覚になることはありませんか?
子どもが無邪気に甘えてきたとき、泣きわめいたとき、あなたの中にわき上がる不快感やイライラ。
それは、あなたの中にある「甘えられなかった記憶」が刺激されているからです。
たとえば、子どもが素直に「抱っこして」「寂しい」と甘えてきたときに、それがなぜか煩わしく感じたり、無性にイライラしてしまう…
実はそれ、「私はそうやって甘えられなかった」という、あなた自身の深い心の傷が刺激されているのです。
「私は甘えたくても甘えられなかったのに…」
「私は我慢してたのに、なんでこの子は自由なの…」
こうした気持ちは無意識のレベルで反応するため、自分でも気づかないまま、子どもに投影されてしまいます。
結果として、「子どもがかわいくない」という感覚が生まれるのです。
「親に甘えられなかった」という体験は、大人になっても無意識の中で根を張り、「私は人に頼ってはいけない」「私の気持ちは受け止めてもらえない」という信念を作ります。
その結果、自分の子どもが無邪気に甘えてくると、「私は我慢してきたのに、どうしてこの子はこんなに自由でわがままなの?」と無意識に反応してしまう。
それは、あなたの中の“甘えたかったけれど諦めた子ども”が、再び痛みを感じているからなのです。
この悪循環を断ち切るには、まずあなた自身の心を癒すことが必要です。
インナーチャイルド――甘えられなかった“過去の私”に気づき、優しく寄り添ってあげること。
「本当は寂しかったよね」
「誰かに甘えたかったよね」
「よくがんばってきたね」
そんな言葉を、自分自身にかけてあげることで、心の奥にあった緊張がほどけ、癒しが始まります。
過去の“あなた自身”を、今のあなたがやさしく受け止めてあげることが、癒しなのです。
インナーチャイルドが癒されていくと、心の奥にあったわだかまりがほどけ、わが子の甘えを「自然に」「優しく」受け止められるようになっていくのです。
そして、自分が癒されていくほどに、わが子の存在が「かわいい」と思える瞬間が、自然に増えていくのです。
インナーチャイルドを癒す方法については、こちらの記事もご覧ください。
自分でできるインナーチャイルドの癒し方:簡単5ステップと注意点
子どもにイライラしてしまう。かわいいと思えない。
それはあなたが悪いわけでも、愛情が足りないわけでもありません。
多くの人がこの悩みを「自分のせい」「母親失格」と思い込み、誰にも相談できずに苦しんでいます。
でも本当は、心の奥にある“甘えたかった私”からのSOSなのです。
あなた自身が、その過去の痛みに寄り添い、癒していくことで、
子どもとの関係にも、静かに、でも確かなあたたかさが流れはじめます。
「子どもがかわいくない」という感情には、あなた自身が満たされなかった愛の記憶が深く関係しています。
それは、潜在意識レベルの心の痛みであり、ただ意志の力だけで変えられるものではありません。
子どもに優しくしたい。もっと愛したい。
そう思うなら、まずはあなたが甘えられなかった“インナーチャイルド”を癒すことが何より大切です。
心の奥にいる、「子どもらしく生きられなかった私」「甘えたかった私」に、寄り添い傷を癒します。
そして、子どもらしく生きる許可、甘える許可をしてあげるのです。
「これまで我慢をいっぱいしてきたね・・でももう我慢しなくていんだよ。いっぱい甘えていんだよ。あなたには私がそばにいるよ。」
インナーチャイルドに許可をすることで、大人のあなた自身への許可になります。
すると、あなたは、わが子に甘える許可をしてあげることができるようになります。
すると、子どもに対して感じていた、漠然としたイライラやもやもや感がなくなって、自然と内側から子どもへの愛を感じることができるようになります。
「自分自身がどんな子ども時代を生きてきたか」と向き合うことで、深く根本から変わっていきます。
「本当はもっと甘えてよかったんだ。もっと自由に、もっと安心して、感情を出してよかったんだ」
そのことに気づき、自分を許し抱きしめることが、「わが子を愛する力」を取り戻す道になるのです。
「子どもがかわいくないと感じる自分は変われないのではないか…」と、どうか不安にならないでください。
この悩みはあなたの心の奥にある“本当の癒し”へとつながる大切な入口なのです。
「子どもがかわいくない」と感じる自分や、過去の心の傷に悩み続けている方にとって、最も大切なのは、意識の深い部分にアクセスして、本質的な変化を起こすことです。
ナチュラルチェンジセラピーを受けてくださったM.G様のご感想をご紹介させていただきます。
M.G様(50歳)
『長女を【大切な存在】だとしっかり認識できた事で、自分の態度がポジティブなものに変わり、長女の問題行動がなくなった。
長女を愛する大切に思う気持ちが自然に湧き出てきた。
長女は爪をかんでひどい深爪だったが、何年かぶりに爪が伸びて爪切りができた』
全文はこちら
あなたが「子どもを可愛いと思えない」と感じたその瞬間にも、心の奥では、「本当は愛したい、でも、うまくできない」そんな切なる想いが、きっとあるはずです。
あなたが自分のインナーチャイルドと向き合い、癒していくことで、本当の意味で「子どもが愛おしい」と感じられる日が訪れますよ。
子どもにイライラして怒鳴ってしまう方へ:インナーチャイルドの声の影響
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